2009年3月31日火曜日

明日から新年度  2009.3.31

一年前に今の職場へ異動してきた。
ちょうど一年が経過したことになる。




異動には慣れていたつもりだが、直後はいろいろな意味で
切り替えに苦戦したことを思い出す。

①直前まで精魂傾けていた業務から、気持を離すこと。
②新たなミッションを自身に納得させること。
③新たな人間関係のなかに入っていくこと。
④新たな職場で自分の居場所を作り、自分のペースを築くこと。



一年が経過した今日、改めて振り返る。
①から④までがいつの間にか達成できていることに気付く。



異動直後は①がけっこうきつかった。
長くやりたかった仕事だったし、予想しなかった異動だったことで
未練たっぷり、茫然自失の気持だった。

②は毎朝、通勤電車のなかで「祈りと自己暗示」の時間を作り
克服した。
それでも本当に納得するまで半年はかかったと思う。



明日から二年目に入る。
経験的に二年目は上達の時を迎える。
今まで入ってきた情報が頭のなかで整理され、効果的な行動を
取れる時期になる。


会社勤務は32年目に入る。
もう私も若くない。
心と身体の健康に注意しながら進んでいこうと思っている。

2009年3月29日日曜日

年度末  2009.3.29

2008年度もあと二日を残すのみとなった。



今まで経験したことのない不況に見舞われた日本だが
心配した大型倒産は今のところ起こっていない。
かつての山一證券、北海道拓殖銀行に匹敵する大企業が破綻すると
経済への打撃と国民の受ける動揺は大きい。
このまま年度末を越してくれれば不況克服への第一ハードルを
クリアしたことになると思う。



明日、明後日を残しているのでまだ大丈夫だったと断定できないが、
このままで新年度を迎えられたとしたら、日本は経験から学んでいると
いえるだろう。
つまりバブル経済崩壊、失われた10年、小泉内閣での不良債権処理
などの教訓を生かした経済対策が功を奏しているのだ。
具体的には金融機関の貸し渋り、貸しはがし対策である。
経済の鍵はやはり金融機関にあることを私は再認識している。




無理な貸し出しだった低所得者向け住宅ローン(サブプライムローン)が
行き詰った結果、リーマンブラザースが破綻しAIGが実質国有化された。
本当に迷惑なことをしてくれたものである。
すべてを米国基準(グローバルスタンダード)に追従する風潮にも
反省の機運が高まっている。




顧客に実体ある価値を提供する企業(実体経済)を金融面で支える。
金融機関の暴走を未然防止し、本来のミッションに立ち返るよう
米国では法整備が準備中だ。
「金融商品で資産を増やす」ということは、つまるところギャンブル
なのである。
どんなギャンブルにも歯止めは必要だと思う。

2009年3月26日木曜日

忘れもの  2009.3.26

             鎌倉霊園にて    撮影:3月14日



小学校1年の頃だった。



学校へ何かを持参するのを忘れたことがあった。
それが筆箱だったのか、教科書だったのか、はたまたノートだったのかは
覚えていない。でも間違いなく私は”忘れもの”をした。



小心者だから”忘れもの”が発覚した時の怖さにビビッた。
先生に叱られる・・・!
1時限が始まる前か、2時限と3時限の間の休憩時間だっただろうか。
6年生の兄に”忘れもの”をしたことを打ち明けた。



兄は「俺が家に帰って、持ってきてやるよ」と言うなり、閉まっている校門を
乗り越えて自宅へ向かい、”忘れもの”を持ってきてくれた。
そのことを私は今でも忘れることはない。



兄は困っている私を、圧倒的な力で助けてくれた。
だから今度は私が彼を助ける番だ。
兄のしたことは馬鹿だったけど、私は力の限り助けるつもりだ。



兄も人生で”忘れもの”をしたんだ。

2009年3月23日月曜日

拓郎のスタジオライブ  2009.3.23

昨日のBS-NHK(BS11)で吉田拓郎の番組を観た方々へ。
改めて感動を共有したいと思う。



NHKスタジオでのライブとリハーサル風景、そしてライブを
終えた後のインタビューから成る素晴らしい番組だった。


【演奏曲】

ハブアナイスディ
祭りのあと
ウィンブルドンの夢
KAHALA
親切
伽草子
白いレースの日傘
夜霧よ今夜もありがとう
街角のタンゴ
真夜中のタクシー
唇をかみしめて
ガンバラナイけどいいでしょう
歩こうね
春を待つ手紙



私は「祭りのあと」の素晴らしさを再認識し、「伽草子」も
改めて聴いてみるとやはりいいなぁと思った。
持ち歌のKAHALAをしっとりと歌いたくなった。
新曲の「真夜中のタクシー」に感心し、「ガンバラナイけど・・・」の
”あるフレーズ”に涙腺を熱くした。



肺ガンを克服し、”老人性うつ”と寄りそいながら生きる拓郎は
とてもカッコいい。
これからも長く長く、我々ファンを楽しませてほしい。



我が家のテレビはダサくて、なんとBS放送が映らない。
オオキ氏に録画をお願いしたら快く承諾してくれた。
録画を受け取るまで我慢しようと思っていた。
ところが、昨日の夕方に観たい気持をどうにも抑えられなく
なってしまった。
そこで、わざわざ最寄り駅のネットカフェへ出かけて観た。
新規会員登録までして。



でも、そこまでした価値はあった。
ここまで夢中になれるコトって、なかなかない。
明日はオオキ氏と昼食をともにし、録画DVDを受け取る予定だ。
早くそれを観たくて観たくてたまらない。

2009年3月22日日曜日

桜開花宣言  2009.3.22

昨日、気象庁が東京の桜開花宣言を出した。
東京・九段の靖国神社で係員が桜の木を確認したうえで
開花宣言を行うことを初めて知った。
世の中には様々な仕事というか、業務があるものである。




それにしても近年、桜開花はどんどん早くなっていないか。
かつて、東京の桜は小中学校の入学式の頃に咲いた。
こんなに早く開花してしまうと入学式には散ってしまう。
これも温暖化の影響に違いない。



草木は正直なもので、温度と水で成長する。
温度が上がれば自然につぼみが成長し開花する。
人間が決めた暦とは関係ない。




遠い記憶のなかの小学校入学式。
母に連れられて、初めて入った講堂。
先生方は怖いのか優しいのか、と緊張していた。
校門のそばで咲き誇る桜の木がイメージに残っている。




たかが桜の開花なのではあるが、私のなかでは違和感を
ぬぐえない。早すぎるのである。

2009年3月21日土曜日

経済対策   2009.3.21

未曾有の不景気を克服すべく、経済対策が次々と打ち出されている。



定額給付金の支給が開始されたのはご承知の通り。
筆者の住む横浜市青葉区では、5月連休後に各家庭へ申込書が
郵送され、申し込みにより口座振込されるとのことだ。
支給は5月になる。



先日の日経新聞によると、日銀が民間銀行の資本増強を支援する
策を発表した。
銀行の融資が滞ることで景気に悪影響を与えることは先日書いた
とおり。(3月4日 投稿)
リース契約、ローン契約の審査がかつてなく厳しいのは民間銀行が
守りに入っているからである。
民間銀行は一定のパーセンテージで自己資本比率を維持していなければ
ならない。
借りる選択肢が増えることで銀行の自己資本比率が維持され、
融資が円滑になることが期待できる。



高速道路が休日に千円になる。
先行実施したアクアラインがさっそく渋滞したそうだ。
料金千円はETC搭載車にのみ適用されるので、これでETCは飛躍的に
普及することだろう。



これらの経済対策が追い風となって、民間企業が立ち直り景気回復に
繋がることがサクセスストーリーだ。
経済対策の影響は小さくないと思う。

2009年3月16日月曜日

ブルートレイン  2009.3.16

ブルトレ(ブルートレイン)が姿を消したことをテレビのニュースで知った。
走り出す列車に、集まった人々が「ありがとう!」と声をかけている姿が
印象的だった。
土曜のNHKでは、ブルトレの車掌さんが最後となる勤務の様子までも
取り上げていた。



ラストランに乗車したお客は鉄道小僧が多いのかと思いきや、
意外にも年配客や家族連れが多かった。
ブルトレに若き日の思い出を持つ人たちだ。
それは就職だったり、新婚旅行だったり、受験浪人で地方から
上京した時のことだったりとさまざまだ。




私が寝台列車に初めて乗ったのは大学一年の秋である。
上野発青森行きのブルトレだった。
上野を夜10時くらいに出発し、青森に朝着いて青函連絡船に乗り換えた。
函館からさらに急行電車に乗り、目的地・札幌には午後4時すぎに到着
する行程だった。



二度目の乗車機会は1991年の秋だった。
神戸勤務時代に、東京へ出張した帰りである。
出張翌日、たまたま兵庫県豊岡で仕事があったため東京から翌朝、
直接豊岡に入るルートを選択した。
慣れない寝台列車だから、あまり眠れなかった記憶がある。




ブルトレの営業開始は昭和33年というから、私が3歳の頃にはすでに
走っていたことになる。
ここ数年は航空機、新幹線に押されて乗客数が減り、消えるのは時間の
問題だった。
その使命・役割を終えたということなのであろう。

2009年3月15日日曜日

チベット問題  2009.3.15

      「チベット問題」を読み解く  大井功著(祥伝社新書) ¥780 + 税




朝日新聞では日曜日朝刊で書評を掲載する。
先週、興味をひかれたのがこの本である。
チベット問題を正しく理解したいと思い購入した。
わかりやすく書かれており読みやすい。



チベット問題に関心を持つからといって、思想・信条は先鋭的ではない。
思想的には右、左、中道という軸を用いるなら、中道やや右寄りと
自己分析している。
何ごともバランスが大切だと思っており、極端な意見には用心深い。
よく言えば中庸を好むということになるだろう。



何回も読み返している本がある。
「マオ 誰も知らなかった毛沢東」(ユン・チアン著)である。
下巻 第42章「チベット動乱」を読んで、毛沢東率いる中国共産党が
チベットで何を行ってきたかを知った。
知らなかっただけに受けた衝撃は小さくなかった。





迫害、抑圧、虐待、拷問というキーワードには敏感である。
だから北朝鮮に関するマスコミ報道には注目してしまう。
国民が気の毒に思うし、世襲制社会主義という体制を奇異に感じる。
その同軸上にチベットのことが頭にある。

いつも音楽とともに生きてきた(稲村ジェーン) 2009.3.15

木曜日に行われた会社同期入社組の飲み会。
参加人数は10名弱と少なかったが、なつかしい面々と再会し
楽しいひとときを過ごした。
昔話はもちろんのこと、会社の現況、最近の国際経済危機など
話はあちこちに飛んだ。



個人的には、家業を継ぐため若くして退社したシオイ氏との再会が
とても嬉しく感じられた。
ただ、新人研修時代の忘れられないひとコマが彼の記憶から消えて
いたのは残念だった。
当時、腹を抱えて笑ったものなのだが、面白がっていたのは私だけ
だったのか?
いや、そんなことはないだろう。
シオイ氏も同じくらい爆笑していたことは間違いない。
当時受けた笑いのインパクトの差なのだと思う。



は生バンドを従えて歌を歌うことができる。
私もマイクを持って In My Life(ビートルズ)を歌った。
新人時代の製造実習、営業実習を通じて一番長く一緒に過ごした
ウエハラ氏が、意外にもサザンの名曲・真夏の果実を歌った。
彼もこの歌に惹かれていたのか。
それ以来、私の頭のなかからこのメロディーが離れない。



「稲村ジェーン」は大阪在住時代に観た映画だ。
桑田圭祐が監督をつとめることで当時の話題を集めた。
映画自体の出来映えは並かそれ以下だったが、音楽は良かった。
カセットテープに音源があるため今は聴くことができないが
近いうちに聴きなおそうと思っている。
名曲満載のアルバムである。
音楽ってやはり素晴らしい。

2009年3月13日金曜日

答申差し戻し  2009.3.13

上司に販促策の案を説明したが、差し戻されてしまった。
自分としては昨日、一日で一気に仕上げ、そこそこ自信があった。
しかし、上司が指摘してきた点は実に的確だった。
私の自信は”勘違い”に過ぎなかったことを思い知った。
朝一番のことである。



内心の動揺は隠せず、終日、立ち直れなかったといっていい。
変な自信を持っていた自分が恥ずかしかったし、指摘されるまで
論理に無理があることに気付けなかった点が悔しかった。



テーマにどっぷり浸かっているうちに迷路に入り込んでしまい、
ものごとを大枠で捉えられなくなっていたことに気付く。


この案件の目的は何か。
普通の感覚というか、常識で考えるとどうなのか。
ここへ立ち戻らないといけないのだと思う。



週末に頭を冷やして、再び出直しである。
何年やっても仕事は甘くない。
報酬を貰っているのだから当然である。
ほろ苦い週末を迎えている。

2009年3月7日土曜日

チケット争奪戦  2009.3.7

吉田拓郎コンサートツアーのチケット獲得に大苦戦している。
今日現在、まだ取得のメドがたっていない。



まず、先行予約販売に申し込むも2月27日に落選の知らせ。
続いて「@電子チケットぴあ」の会員だけがエントリーできる選考にも
応募した。
「@電子チケットぴあ」の会員になるには、新たなクレジットカードを
申し込む必要がある。
すでにJCBを持っているので、これ以上カードを持ちたくないのだが
コンサートに行きたいから申し込んだ。
そこまでしたのだが、3月5日に早々と落選が決まった。



同じくチケットを求めて苦戦しているノムラ氏から、「@電子チケットぴあ」が
二度目の募集をしているとの知らせをもらった。
さきほどPCから申し込みを済ませたところだ。
何だか「ぴあ」に踊らされている気もするがあきらめる訳にはいかない。
通常のツアーとは違い、「生涯最後の・・・」という事実は重い。




チケット販売のカラクリはどうなっているのだろう、と思う。
いや、これは知らないほうがいいのかもしれない。
知ってしまったら、もしかすると馬鹿馬鹿しく思ってしまう内実かも
しれないのだ。
なんとか手に入れたいと頑張っている時こそが幸せだと思って
最後の最後まで争奪戦に参加する決意でいる。

2009年3月4日水曜日

休暇  2009.3.4

休暇を申請し休日にした。
いつもなら田園都市線に揺られている時間帯なのだが
今朝はこたつでテレビを観ている。



今日の予定はと言えば近所の温泉ランドへ行くことくらい
しかない。
サウナでたっぷりと汗をかいて新陳代謝を促したいと思う。
振り払っても振り払っても頭をよぎる仕事のことから頭を
解放しなければならない。



不景気の流れは2月も変わっていない。
今回の不況も金融不安、つまり銀行の融資が厳しくなったことと
リース会社がリース契約を引き受けないことが拍車をかけている。
米国でクルマが売れないというが、正しくは個人向けローン審査が
格段と厳しくなったから買いたくても買えないのだという。
今は非常時だから金融機関がリスクを引き受けられる公的支援が
必要だ。



政府の経済対策はまもなく国会で議決され実行に移される。
いち早く着手した米国の景気対策も、わが国の対策も効果を
実感できるまでには時間を要する。
ただし確実に景気を上向きにさせる力は働く。
効果は期待できない、などと評論家を気取ってはいけない。
国民もマスコミの論調に合わせて政治を批判してばかりいては
いけない。
批判しているヒマがあったら、顧客がお金を払いたくなるような
商品・サービスの提供に頭を使わなければいけないと思う。




私も明日から再び職場に戻って、取引先と販売が上向きに働く
ような施策作りに励むつもりである。
それが微力であることはわかっている。
国民経済活動(GDP)とは微力な活動の積み重ねなのだから、
何人(なんぴと)も怠ってはいけないのだ。

2009年3月2日月曜日

夕方  2009.3.2

             銀座8丁目   撮影:3月2日 18:07



早めに帰宅しようと会社を後にした。
夕方6時過ぎである。



街並みの色合いがとても綺麗に感じられたので、デジカメの
シャッターを切った。



気持の軽さと夕方の街の美しさがフィットしたのだと思う。
ちょっとブレ気味だが満足のいく写真になった。

2009年3月1日日曜日

不思議な感覚  2009.3.1

             撮影:2月28日




3月を迎えた。
まさに Time goes by.



担当する取引先の社葬で昨晩、および今日午前中は喪服に
着替えて出かけていた。まさに仕事そのものである。
休日であって休日ではないのだが、普段とは違う感覚を味わって
いる。不思議な感覚である。



いつもは日曜の後半は気持がウツっぽくなる。
翌日から再び通勤生活に戻るのが嫌なのである。
これは毎週変わらない。
ところが、今日はいつもの日曜と違う。
明日からの勤務に抵抗感がないのだ。



その理由は、おそらく休んでいないからだと思う。
静止した状態のモノを動かす場合にはエネルギーが必要だ。
今週は止まらなかったから、再始動のエネルギーがいらない。
そう考えると納得がいくのである。



そう思う一方で、警戒する気持もある。
憂鬱ではないからと言って喜んではいけないと思う。
休んでいない心身にはストレスがかかっている。
動きっぱなしは危険だ。
今週、どこかで休みを取ろう。
近所の温泉ランドでも行って羽を伸ばそうと思う。



休まないと休日明けのウツに襲われない・・・。
味わったことのない不思議な感覚を覚えながら日曜の夜を
過ごしている。