晴れ間の青空 撮影:5月24日 夕方
昨日の夜のこと。
プロボクシング WBCフライ級タイトルマッチ 内藤大助 vs 熊朝忠(中国)を
テレビ観戦した。
ロンドンハーツの”格付け”とバッティングしているため、格付けを録画して
ボクシングを優先した。
中国のボクシングのレベルを私は知らない。
それだけに興味はあった。
結果的にチャンピオン・内藤がからくも判定勝ちしたわけだが、
その戦い方は良くなかった。何が良くないか?
相手が打ってきたとき、身体を後ろに反らせるようにして下がる動きが
相手のツボにはまっていた。
かつてモハメッド・アリが3年間のブランク後、3戦目でチャンピオンの
ジョー・フレイザーと戦って、最終ラウンドにダウンを喫したシーンを
観ているようだった。
アリは身体を後ろに反らせながら避ける時に、大きく弧をえがいて放つ
フレイザーの左フックを食らってしまったのだ。
ジャブも足りなかった。
相手とはリーチ差があるのだから、リードパンチとしてジャブを繰り出して
距離を取って欲しかった。
両目の上をバッティングで切ったことも苦戦の原因だろう。
出血すると視力が失われ、ボクシングをするうえで致命的な事態を
招く恐れがある。
バッティング出血をしないような戦う術(すべ)を身につけることは
きわめて重要だ。
もともと内藤はよく練習するし、ボクシングの引き出しも多く持つ。
ファンを大切にするから、ファンにも好かれる。
今回の試合内容をじっくりと研究して、再び熊朝忠と戦ってほしい。
そして次回こそ、チャンピオンらしく圧倒的な強さで勝ってもらいたい。