2009年10月14日水曜日

時代の変化(川崎市長選挙)  2009.10.14


                JR川崎駅  撮影:10月11日



今月25日、参院補選と同日に川崎市長選挙が行われる。
私は横浜市在住なので、つい先日までこの選挙があることを知らなかった。
たまたま11日(日)に平和島まで行く用事があり知った。



溝の口駅で東急からJRへ乗り換えようと連絡通路を歩いていた時、かなりの
人だかりができていて「何だろう?」と思った。
若い候補者(福田紀彦氏)が街頭演説を行っていたのだ。
取り囲む聴衆は老若男女を問わず多く、一目見て人気の高い候補者であると
直感した。
やがて演説が終わると大きな拍手が沸き起こるではないか。
この熱気、そして幅広い年齢層の聴衆が聴いていることから市長のイスも
近いのかなと思わせるものがあった。



かつてわが国のリーダーはある程度の年齢を必要とした。
たまに若い候補者が立候補しても厚い壁に跳ね返されるのが常だった。
ところが最近は千葉市長を初めとして、若さが評価されるようになった。
先の衆議院議員選挙でも、民主党が多くの若手候補を立てて大量当選を
勝ち取った。
明らかに選挙の常識が変化している。



かつては自民党系の高齢候補者は圧倒的に強かった。
固い組織票に守られて安泰な選挙戦を戦っていた。
ところが昨今は違う。
かつて強かったベテラン現職候補ほど苦戦し、落選する傾向がある。
このトレンドで川崎市長選挙を占うと、現職で三選を狙う阿部候補も
うかうかしてはいられまい。
おそらく相当な危機感を抱いているだろう。



時代の変化を確認する意味で、この選挙を私はかなり注目している。




                    溝の口駅連絡通路にて