米国IT企業の1月-3月業績が発表された。
売上 純利益
Apple 456 (+ 4%) 102(+ 7%)
Microsoft 204 (- 0%) 56(- 7%)
amazon 197 (+22%) 1(+31%)
Google 154 (+19%) 34(+ 3%)
Facebook 25 (+72%) 6(+300%)
単位:億$
この数字を見た時に私は隔世の感を抱いた。
Apple が Microsoft を2倍の規模で凌(しの)いでいるのだ。
しかも MS は成長できていない。
さらに、amazon がMicrosoft に肉薄している。
amazon の純利益が少ないのは成長のための先行投資。
物流拠点、クラウド分野に巨額を投じているらしい。
勢いの違いを感じさせる。
amazon を除く4社の純利益率の高さにも驚く。
儲かる企業・業界とはこんな姿なのだ。
Windows95を出してからのMSは飛ぶ鳥の勢いが続いた。
Netscape をInternet Explorer で追い出し、サーバー分野も
NetWare を駆逐した。
一方、Apple は PC OS分野で圧倒的ニッチへ追いやられ、
倒産の噂さえあったのだ。
iPod、iTunes Store、iPhone、iPad なるヒット商品の連打で
最も売れいちばん稼げる企業に生まれ変わった。
この姿は想像できなかった。
アイデア、洗練されたデザインセンスに敵なしのAppleだが
未来も王者でいられるかの保証はない。
今のライバルたちではなく、まったく別の分野からその座を
脅かす企業が現れるのではないだろうか。
きっとそうに違いない。