多摩川河川敷とJR鉄橋(大田区田園調布南)
米国北東部が季節外れの大雪に見舞われている。
東京も最高気温が9℃予想で冷えている。
春を前にした調整であり、そうこうしているうちにまもなくお彼岸を迎える。
季節の変わり目である。
国内金融市場関係者の間で「3.15の壁」という言葉があることを最近知った。
市場に影響を与える政治経済の重要イベントが重なる日、という意味である。
まずは、米国のFOMC(連邦公開市場委員会)の政策金利発表。
現状の0.75%から、さらに金利を上げると見込まれている。
年4回の利上げを見込むメッセージが出されることがあると、年3回予想を超えるのでドル高円安に動きそうだ。
次がオランダの総選挙。
反EU、反イスラム教の野党・自由党がもしも第一党になると、世界の株価は先行き警戒感から下落するだろう。
ただし、仮にオランダ自由党が第一党になっても、他の政党が連立を拒んでいるので政権につく可能性は小さい。
よって、すぐにオランダのEU離脱は起きないとみてよい。
自由党の勝利は、同じく反EUを掲げるフランス大統領候補ルペン氏には援軍となる。
結果は日本時間の明日5時以降だ。
豊洲市場、森友学園、稲田大臣の答弁だけがニュースではない。
マスコミの趣味とはほどほどに付き合うべきである。