多摩川土手(世田谷区玉堤)
昨晩は気温がぐっと下がり、空気が澄んでいた。
真上の空に半月が美しく輝き、いつもより多くの星を鮮明に眺めることができた。
歩くにはいくぶん気温が低めのほうが気持ちがよいものだ。
YouTube(Google)が米国で YouTube TV を開始する。
地上波TV、ケーブルTV、およびYouTubeオリジナル番組を月額35ドルで好きな時間に見ることができるクラウドサービスだ。
このサービスは筋が良いと思った。
ただし、日本ではまだ計画はない。
テレビ番組は長く、リビング(お茶の間)の据え付け型TV装置で、決められた放送時刻に見るものだった。
やがて、録画装置の普及で放送時刻に拘束されないようになった。
次はスマホやPCで、空き時間に場所を選ばず見ることができるステージだ。
これこそ、かつてホリエモンがニッポン放送買収をもくろんだ時に言っていた「テレビとネットの融合」である。
私はテレビ東京の「ビジネスオンデマンド」で、空き時間に経済番組を見る便利さを覚えた。
「虎ノ門ニュース」も書斎のPCで空き時間に見ている。
日本で実施するとなった場合、最大のネックは地上波TVの番組品質である。
今のままだったら、わざわざお金を払ってまで見たいとは思わない。
テレビ業界がこの先も生き残るには、コンテンツ品質の劇的なアップが必要だろう。
その前に、日本の地上波テレビ業界がいさぎよくコンテンツ提供に応じるかも疑問だ。
独占にあぐらをかいてきた古い体質の業界だから。
雑誌は現物を買うのではなく「dマガジン」で読む時代だ。
テレビ番組も YouTube TV のようなアプリで見る時代が遠からずやってくると予想する。
雑誌、テレビ番組はコンテンツ産業として生き残るか廃(すた)れるか、である。