新宿区西新宿にて(11月27日)
ネット通販の勢いはとどまるところを知らない。
ところが、米中貿易摩擦の影響でわが国のネット通販会社が困り始めているそうだ。(アスクル など)
テレビ東京の経済番組で知った。
梱包に使う段ボールの価格が上がっているというのだ。
米中貿易摩擦との関係は以下のとおりである。
1.中国のネット通販量は日本の比ではなく多い。
2.中国のネット通販業者が使う梱包用段ボールの量も膨大である。
3.段ボールは古紙を原料とする。
4.中国は従来、古紙の多くを米国から輸入してきた。
5.ところが、米国からの輸入品に報復関税をかけたので、米国古紙価格が高くなってしまった。
6.そこで、中国の段ボール製造会社は古紙を米国からではなく日本からたくさん輸入することにした。
金に物を言わせて好条件で買い付けるため、日本の古紙在庫量が少なく、かつ高くなってしまったという訳である。
これから段ボール以外に、さまざまな分野で米中貿易摩擦の影響が顕在化してくる可能性は高い。