中野駅にて 撮影:6月15日
陸上日本選手権 男子100m決勝は今までになく注目を集めた。
9秒台の記録を持つ桐生選手、サニブラウン選手ほか精鋭たちが競えば、再び9秒台の走りを見ることができるかもしれない。
そんな期待を持ってワクワクしながらスタートを待った。
一瞬の勝負にかける選手たちのスタート前の姿を見ていると、こちらのほうもドキドキしてくる。
競技自体は他の選手との競争なのだが、その前に自分との戦いでもある。
彼らとて同じ人間だから不安感が忍び寄る時間もあるだろう。
そんな弱さを強い気持ちで押さえつけて勝負の場に臨む。
結果はサニブラウン選手が、伸びのあるしなやかな走りで勝ち上がった。
まだ20歳と若い。
さらなる飛躍を期待してもいいと思う。