冠雪富士(横浜市緑区より望む) 10月20日
日本学術会議の推薦する新会員候補6名の任命を菅首相が見送った。
その背景には学術会議という存在の、長きにわたる負の側面 - それを私たちは知らない-が潜んでいるようだ。
首相のジャッジに抗議する会議側、政権批判したい野党がネタ発見とばかりにタッグを組んで「学問の自由を侵している」と主張する。
もっともらしいその主張は筋が悪い。
私には学術会議側の言い分は「人事には口を出すな、年間10億円という国家予算、特別国家公務員という地位・名誉は変えるな」という既得権益保護にしか聞こえない。
まことに見苦しい。
誰も皆、こうした都合よい考え方を自分のなかに持っている。
私もあなたも。それが人間。
6名の任命問題で抗議した結果、政権側は学術会議を行革の対象にするという伝家の宝刀を抜いた。
これはマズイ、強い逆風をなんとかうまくやり過ごしたいと学術会議側は戦々恐々なのではなかろうか。
さて、落としどころはどうなるか。