2020年10月2日金曜日

8割経済を脱するか    2020.10.2-②

多摩川河川敷  2012年10月




渡辺努氏 ←クリック!は東京大学教授(経済学)である。
また、JCB カードの購買記録、スーパーやドラッグストアなどの POS データを収集し提供するベンチャー企業・ナウキャスト社を立ち上げた人である。


ナウキャスト社のデータは日銀、官公庁、投資家が購入しているという。
国内のリアルな消費動向をどこよりも(日本政府よりも)把握しているのではなかろうか。
日々、ビッグデータをウォッチしているだけあって、渡辺氏の経済分析は示唆に富んでいる。


氏は9月23日、テレ東「モーニングサテライト」に出演した。
そこで披露した分析はデータに基づく、納得性の高い内容だった。

6月以降のJCBでの買い物金額はコロナ前の8割前後を行ったり来たりしている。
また、NTTドコモのデータによると、人々の外出頻度もコロナ前の8割あたりを推移している。
2つのデータには正の相関関係がみられる。
人々の外出頻度がコロナ前と同等にならないと、消費はコロナ前に戻らない。


ここへきて Go To キャンペーンが盛り上がりを見せている。
8割経済を脱する日も近いかもしれない。