2021年2月13日土曜日

森さん騒動から学ぶ    2021.2.13-①

鶴見川(横浜市緑区)  1月29日



オリ・パラ大会組織委員会の森さん失言問題に端を発した騒動は、今だ収束していない。


事態の進展を振り返る。

①森さん:女性蔑視発言
②森さん:謝罪会見。傲慢な態度で火に油を注ぐ。
③森さん:辞任発表。後任に川渕さんを勝手に指名。
④川渕さん:森さんからの後任要請を正式な手続きなく受諾。
⑤川渕さん:辞退。
⑥委員会:選考委員会を立ち上げ、選考作業に着手。


森さんは3度、将棋で言うところの悪手を指している。
川渕さんも(組織の)透明性とかガバナンス確保の概念が欠落していた。
森さん騒動に巻き込まれた被害者でもある。
騒動の過程で二人の功労者が晩節を汚す結果となった。


今回の事態から私たちが学ぶことは何か。

きわめて大雑把に言えば、まず高齢者を要職に担ぎ出すことは控える。
高齢者で時代の流れから取り残された人は少なくないと考える。
この私も時代の空気を身に纏う努力を惜しんでいないが、自覚なしに古くなっているのが現実だ。


余人をもって代えがたく、やむを得ず高齢者を要職に就ける場合は、世の中のスタンダードな考え方をインプットする研修を必須としたい。
それは多様性、持続可能社会、ガバナンスの確保、情報セキュリティ、などなどの旬な概念である。ほかにもあるだろう
研修では森さんの失敗事例もカリキュラムに入る。


昔から引退、隠居は普通に行われてきた。
そうすることの意義はそれなりにあると、今回のことでよくわかった。