渋谷区神宮前
パチンコ、競馬と来たら麻雀である。
3つのなかでは最も関りがあった。
大学に進学して、必修アイテムと心得た。
やるのが当たり前の時代だった。
授業と授業の合間に雀荘で時間つぶしをする学生は多かった。
入門本を買ってルールや役を学習した。
牌の種類も多いし役もいろいろあってなかなか難しい遊びだなと感じた。
多少、ルールがわかってくると実際に卓を囲んで実践だ。
運の要素も強く、うまくいくときはうまくいくし、逆についていない時はとことん沈むものだと知った。
配牌の運、ツモの運、場の流れ、他3人の進行状況などが複雑に絡む知的ゲームだ。
アルバイトをしていた升本(港区新橋)という飲み屋の板前さんたちと、夜10時に仕事が終わった後、徹夜でやったこともあった。
先輩・安西さんから地和(チーホー)をあがったことは忘れることができない思い出だ。
配牌ですでにテンパっていた。
5-8筒待ちだった。
安西さんから8筒が1巡目に捨てられてあがった。
大阪勤務時代は先輩たちにカモられた。
何だか知らないけどとにかく強いのだ。
負け続けだったのでなるべく遠ざかるようにしていた。
レベル差は大きかった。
今では卓を囲む機会がなくなった。
これからの人生、遊びでときどき麻雀が打てるといいなと思う。
老後の夢のひとつだ。
でも、あまりに強い人たちとはやりたくない。
カモられるのはまっぴらだ。