5月に咲く花
私は最近まで日本が豊かな国だと思っていた。
そう思っていたほうが幸せかもしれない。
でも、後世の日本人には厳しい現実が待っている。
子供、孫の世代だ。
今はすっかり蒸発してしまったインバウンド需要。
感染症の収束と共に再び戻ってくるとは思う。
戻ることは間違いない。
なぜ、コロナ前にあれほどインバウンド需要があったのだろうか。
その答えは本のなかにあった。
『安いニッポン 「価格」が示す停滞』
(中藤 玲著 日本経済新聞出版本部 935円税込)
奥野一成氏※の著書にも、日本はどんどん貧しくなっていると警告が書いてある。 ※農林中金バリューインベストメンツ(株)CIO
悲観論を書けば売れるから彼は書いた、という生易しい話ではない。
データを直視しなければ現実を見誤る。
『安いニッポン 「価格」が示す停滞』
ぜひお読みになることを強くお薦めする。