美しい花畑 撮影 6月20日
ようやく正しい審判が下された。
溜飲が下がるとは、このことである。
7月9日、東京高裁は盗人(スティール・パートナーズ)がブルドックソースの
買収防衛策に対する発動差し止めを求めた申請に対して、その申し立てを
却下した。
判決によると盗人ファンドを乱用的買収者と認定し、ブルドックソースの自己
防衛手段を正当なものと判断した。
これは大変良い判決だ。大歓迎である。
感情的に表現すれば、実にいい気味である。
これで株価をいたずらにつり上げ、もっともらしい理屈を振りかざして
株式市場で売り抜けて暴利を手にして来た手法に待ったがかかることになった。
もっともらしい理屈とは、企業は株主のもの、企業は株主のために企業価値を
最大化しなくてはならないというものである。
この理屈は一面の真実を語ってはいるが、全面的な真実ではない。
企業価値の最大化 = 株価上昇 は企業活動の結果に過ぎない。
企業にとって最も大切なことは、顧客に徹底的に奉仕することである。
これ以上でも、以下でもない。
その結果、利益が上がり株価が上がるなら納得できる。
それがものごとの順番というものである。
盗人たちは違う。
奴らはまず、株主への配当を上げろと要求する。
順序が違うのである。
利益をもたらしてくれる顧客へ、このような方法・戦略で奉仕し
競争者との戦いに勝ちなさいという提案(企業戦略)もない。
ないはずである。
もともとそんなことは考えていない集団だからである。
そんな輩(やから)に対してブルドックソースが納得しなかったのも
当然である。
村上ファンドも同じだった。
ライブドア(堀江)もほぼ同じだった。
顧客の生活や仕事の効率を上げるという付加価値を提供せず
自分達の利益のみ追求する集団を許す社会であってはならない。
ずうずうしい奴らは厚かましくも最高裁に上告するらしい。
そんな行動も、いかにも奴ららしい。
なんとわかりやすい集団なんだろうか。
私は昨晩から今夜にかけて,快哉を叫び続けている。
最高裁でも徹底的に叩きのめして欲しいと願うものである。