2008年1月3日木曜日

いつも音楽と共に生きてきた(歩道橋の上で)  2008.1.3

             2008.1.2   16:38



昨年末、12月27日に吉田拓郎のCD&DVDが発売された。
私は私設ホームページで発売を知り、Yahoo ショッピングで購入した。
自宅に配達されたのは元日である。


拓郎がアルバム制作中であることを、私以上の拓郎ファン・N氏から
知らされたのは昨年の早い頃のことである。
きっとつま恋コンサートの成功で自信をつけ、創作意欲が高まって
いるんだなと思った。

なかなか発売されないうちに秋のコンサートツアー(*)が越谷から
スタートしたが、体調不良でいったん延期になった。
気管支炎で歌える状態にないというのが主催者側の発表だった。
*Life is a Voyage【吉田拓郎】TOUR2007"Country"ツアー

熊本市民会館(9月末)よりツアーを再開し、瀬戸市文化センター
(10月中旬)までの計6公演を終えた時点で医師の再診察を受けたところ、
「『慢性気管支炎』に『胸膜炎』を併発のため約3ヶ月の加療を要する」との
診断を受け中止となった。

私は鎌倉芸術館(11月12日)のチケットを確保していた。
今までのコンサートとは異なり、少人数のホールでの演奏ということでかなり
楽しみにしていた。中止は私にとって残念な知らせだった。

同時に、あのアルバムはどうしちゃったんだろう、いつまでたっても
出てこないなと思っていた。

この時期に突然発売されたことについては、私の頭から離れることのない
”ある不安”を増幅させている。
”ある不安”とは不吉すぎてここで書くわけにはいかない。
しかも私だけの想像の域を出ない、確証のないことである。

CDには新曲が6曲収録されている。
CDには入らなかった曲が2曲、スタジオ風景を映したDVDで聴くことができる。
アルバム「元気です」「伽草子」時代によくその名前を聞いた岡本おさみ氏が
歌詞を書いている。


歩道橋の上で COUNTRY BACK STAGE DOCUMENT
発売元:株式会社テイチクエンタテイメント

【CD】

1.歩道橋の上で(作詞:岡本おさみ/作曲:吉田拓郎/編曲:石川鷹彦)
2.空に満月、旅心(作詞:岡本おさみ/作曲:吉田拓郎)
3.沈丁花の香る道(作詞:岡本おさみ/作曲:吉田拓郎)
4.街角のタンゴ(作詞:岡本おさみ/作曲:吉田拓郎)
5.黄昏に乾杯(作詞:岡本おさみ/作曲:吉田拓郎/編曲:石川鷹彦)
6.秋時雨(作詞:岡本おさみ/作曲:吉田拓郎)

【DVD収録曲】

錨をあげる(作詞:岡本おさみ/作曲:吉田拓郎/編曲:石川鷹彦)
ウィンブルドンの夢(作詞・作曲:吉田拓郎)


CDに6曲しか収録されていないことも大変気になる。
DVDの2曲をたしても8曲である。
通常、アルバムなら最低でも10曲はあるものだ。
制作途上だった、とは勘ぐり過ぎだろうか。


とはいえ、CD6曲そのものは素晴らしい出来栄えである。
毎日欠かさず聴いている。拓郎ファンなら納得すること間違いない。
岡本おさみが詞を付けると曲風が変わるのが不思議だ。
「元気です」の頃にメロディとサウンドがどことなく似ていると思う。

私の一番のお気に入りは「黄昏に乾杯」。

懐かしさは青春の影か
愚かだった、あの頃はまだ

少し黄昏、でも会えてよかった
今は黄昏、また、会えてよかった (作詞:岡本おさみ)