私が函館山夜景を観るのは生涯三回目になる。
初めて観たのは大学一年の夏、九段高校の友人二人を
訪ねて北海道旅行をした時だ。
横山君が北大、市川君が小樽商大に入学したので、
頼み込んで下宿に泊めてもらった。
函館はその旅の最後に訪ねた。
まだ青函連絡船があった時代だ。
観光バスに可愛らしい女性が一人で乗っていたので、バスを
降りてから勇気を振り絞って声をかけた。
同じ年齢で府中市に住む阿部陽子さんという方だった。
苫小牧と東京を結ぶフェリーが職場で、休みを利用して
函館に来たとのことだった。
一緒に夜景を観てバスも一緒に座って山を下りた。
なつかしい思い出である。
写真はGR でシャッタースピードを1.3秒、手すりに固定して撮った。
一眼レフと三脚を使用し、ミラーもOFFにして適正なるシャッタースピードで
撮影すれば品質はまったく違ったと思う。
函館山の夜景は何度観ても感激する。
まるで宝石みたいだ。
美しい。
来てよかった。