北大正門
函館で一夜を過ごした四人は、八時半前の特急に乗って
札幌へ向かった。
昨日、予定外で逆方向の特急に乗ったため、なんだか
新鮮味の欠ける行程になったのは仕方がないところだ。
そもそも今回の旅のきっかけは、我々が出会った札幌を舞台に
札幌会をやらないか、ということにあった。
一年前の会合の時だっただろうか。
その札幌のなかでも特別な場所が北大である。
筆者以外の三人はここで出会い、ともに青春を過ごしている。
彼らの最終年度(四年生)には新入社員として赴任した私も
仲間に加えてもらい、一緒に遊んだ。
思い出の宝庫なのである。
神立氏も志村氏も卒業以来、母校を訪れたことはないという。
それだけに今回の旅への思い入れは強いものがあったようだ。
北大のキャンパスはいつも通り美しかった。
広々としたレイアウト、緑にあふれるキャンパスは
後世にまで残してもらいたいもののひとつだ。
立派な文化遺産である。
美しきキャンパス
”The” 北大(クラーク像)
学生食堂
”The”北大(ポプラ並木)
学生時代を懐かしみながら歩く3人