いよいよ我々の旅、”青春を振り返る旅”も佳境の23日夕方。
予定通り札幌ビール園を訪れた。
函館を出る頃から我々四人にはなかなか解にたどり着けない
課題というか、悩みがあった。
大した悩みではないのだが、重要と言えば重要である。
それは札幌での食事のとり方である。
食事は旅の華なのだ。
昼は北大の学生食堂、夕方は札幌ビール園でという計画は
とっくに承認済みの既定路線であった。
そこに突然、鈴木氏から「澄川のとびきり旨いラーメン屋”純連”へ
どうしても行きたいんだな」と動議が起こされたのだ。
鈴木氏は昼に純連、学食はやめるを主張した。
神立氏、志村氏は学食を頑として譲らない。
今回の旅の根幹であるような勢いだ。
そのくせラーメン屋も悪くないという。
強欲な連中である。
さらに、札幌まで来たら大通り公園でとうもろこしをかじらなきゃと
いう意見も根強く、ビール園のジンギスカンを限りなくマズくさせる
恐れもあった。
私は中立を貫き、議論が収斂することをじっと待った。
さんざん議論を重ねた結果、最適解はこうなった。
昼は学食で軽めに済ます。
夕方はビール園でジンギスカン。
宿でゆっくり休んだ後に、澄川のラーメン屋”純連”へ行く。
大通り公園は行くけれども何も食べない。
という訳で、紆余曲折はあったがとてもおいしいジンギスカンを
堪能することができた。
議論は無駄ではなかった。
ビール園の売店で土産も買うことができた。
半袖シャツ姿で行っちゃったことだけは後悔した。
とても寒かったから。
半袖シャツだけで行ったのは私だけだった。
真下の写真では全員半袖だが、彼ら三人は上着持参という
用意周到ぶり。
帰りに寒がる私に如才なさを見せつけた。