Mt.FUJI(横浜市緑区より望む) 12月17日
きりりと冷えた朝。
霊峰富士がはっきりと見えた。
晴れた冬の日はいいものだ。
さて、今日は「サトウのごはん」について。
緊急事態宣言下の4月中旬に、ネットスーパーで「サトウのごはん」や缶詰など食品を購入した。
信頼するエコノミストが、モノの供給が滞る可能性を指摘したことを知り、万が一の事態に備えたのだ。
結局その後、今日にいたるまでモノ、とくに食料品の供給に支障は起きていない。
この前、当時買った食品の賞味期限を確認してみた。
「サトウのごはん」だけ、残り日数が少ないことがわかった。
そこでここ数日、「サトウのごはん」をレンジでチンして食べている。
コシヒカリ、ゆめぴりかなどのブランド米でそこそこ美味しい。
「サトウのごはん」と亡き父の晩年は切り離すことができない。
今から25年前。
母を病気で亡くし、ひとりになった父は蒲田の自宅で「サトウのごはん」を買って食べていた。
父は母の死後、4年でこの世を去った。
葬儀を終え、住む人のいなくなった実家を整理するために訪れた。
押し入れから「サトウのごはん」の買い置きがごっそり出てきた。
父の晩年は「サトウのごはん」と共にあった。
ここ数日、「サトウのごはん」を食べるたびに父を想い出している。
ひとりぼっちで食べる食事は味気ないものだったろう。
胸がちょっぴりうずく。