2007年12月14日金曜日

お門違い     2007.12.14

週末である。
帰宅し、風呂を浴びて、缶ビールを飲みながら食事をする。
コタツに入りながらテレビを観る。
”金スマ”に徳永英明が出ているではないか。
まさに至福の時である。



舛添要一厚生労働大臣が民主党の攻撃にあっている。
年金記録の名寄せ作業が難航していること、最終的に来年3月までの
作業完了が困難であることを11日(火)の記者会見で明らかにしたことが
きっかけである。
民主党、とくに年金問題で頭角を現した長妻議員が「公約違反」と攻撃
している。
先の参院選において自民党が解決を公約したではないか、辞職せよと
いうのである。
読者の皆さんはどう考えるだろうか?



私は民主党の攻撃は大きな誤りであると指摘したい。何故か?

①そもそもこの問題を招いたのは誰なのか?
②では、舛添大臣は問題解決に一生懸命取り組んでいるか?
③舛添大臣を辞任させると問題解決に寄与するか?

これらに思いをめぐらせれば、民主党の大臣攻撃がいかにお門違いであるか
明白だろう。


消えた年金問題はもちろん舛添大臣が招いたことではない。
過去の厚生省幹部・職員のずさんな仕事、怠慢が招いたものに他ならない。
深刻な事態が明らかになったタイミングで大臣に就任した舛添大臣は真剣に
この問題に取り組み、解決へのロードマップを作成し大臣として作業指示を
下し管理している。
事態が相当深刻であることがわかってきた今、舛添大臣を辞任させれば
問題解決が図れるのか?むしろ、さらに解決の道筋は遠のくのである。


民主党がここぞとばかりに舛添大臣を攻撃するのは、国民の生活を心配
しているからではない。
ただ単にライバル(自民党)を叩いて自らの党を有利にしたいという姑息な
願望が攻撃動機なのである。


私は舛添大臣に継続してこの問題に取り組んでもらいたいと思う。
民主党の党利党略に日本国民は惑わされてはいけない。
正義面して攻撃するシーンを見て、何も考えず「責任とってもらいたい」と同調
するようなマヌケ(間抜け)になってはいけないと思うのである。