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2009年9月20日日曜日
当たり前の政治(新政権への期待) 2009.9.20
秋の果実 撮影:9月20日 7:44
民主党を中心とした新連立政権が16日に発足した。
マニフェストで国民に公約した案件に次々と着手している。
私が注目する案件は以下。
1.八ツ場(やんば)ダムの建設中止
2.補正予算の執行停止、ムダのあぶり出しによる財源の捻出
3.公益法人の見直し
4.公務員天下りの原則禁止
5.後期高齢者医療制度の廃止
八ツ場ダムは着工からすでに57年も経過した事業だという。
必要性が高いのであればこんなに年月を必要とするはずがない。
自民党の支持基盤であった建設業界のみ恩恵があり、多くの国民には
無関係な事業に税金を使う典型例である。
推進派はいろいろ屁理屈をこねるのだろうが、無駄な事業には税金を
使わないという当たり前の政治を勇気を持って行ってもらいたい。
公務員の天下り先でしかない多くの公益法人。
税金が公務員の第二、第三の職場のためにのみ使われているのである。
国民が享受するメリットが皆無の公益法人は枚挙にいとまがないであろう。
無駄なダムにしても公益法人にしても、政治の歪みの結果である。
政治が一部の業界や特定層に厚く、国民生活の向上に立脚していなかった
ことの証左だ。
政治の目的は国民を幸福にすることにある。
今までその目的から乖離した政治が長く行われてきた。
新政権がこのペースで国民のための政治、当たり前の政治を実直に
行っていけば国民の支持は持続できる。
期待を持って新政権の取り組みを見守っていきたいと思う。