銀座線1000系
サッカーワールドカップは終わり、今はゴルフ全英オープンを
追いかけている。
今夜が最終ラウンドで、マキロイ選手がトップを走っている。
波乱はあるのか、それとも彼がこのまま最終ホールを終えた時に勝者か。
明日も休日だから夜更かしができる。
今夜は25時半までテレビ観戦だ。
さて、価格破壊について書く。
安倍政権の誕生、黒田日銀総裁就任で日本経済の風向きが変わり
デフレからインフレへ誘導されている。
2% という数値目標を掲げ、政府による企業への賃上げ要請など
従来なかった行いが成されている。
現場では消費税増税に便乗した値上げが広範囲にみられ、目標達成に
奇しくも貢献している感もある。
価格破壊という言葉が言われたのは1990年代だ。
私の記憶では、アメリカからコンパックコンピュータが低価格を
ひっさげて日本市場へ参入したことをきっかけに、「価格破壊」が
ブームになったと思う。
そのコンパックも今はhp に買収され存在しない。
価格破壊という言葉も聞かなくなって久しい。
かつて高価だった商品・サービスのうち、価格破壊が起きたものは
何だろうか。
クルマはそれなりに進化し、けっして価格は破壊されていない。
むしろ緩やかに上げている気がする。
ゴルフ会員権。
これは価格破壊というよりも需要が少なくなって価格が下落した部類だ。
価格破壊者がいたのではなく、経済法則通りの現象である。
異常に高い価格だったのはバブルだから。
通信料金は隔世の感があるもののひとつだ。
自由化政策の結果だといえるし、まさに価格破壊だった。
固定電話がすたれて携帯電話の時代になったが、こちらの通話料金は
まだまだ高く、破壊が起こる可能性がある。
LINEの普及などがあり、業界の価格維持も厳しいと思う。
散髪料金。
1000円散髪 QBのおかげで様変わりした。
今も組合は存在するが、加入しない店も多い。
組合の店では今でも4,000円の値をつけているが、閑古鳥が
鳴いている。
閉店した店も多い。
散髪という結果に変わりがないのだから、4,000円を払って
組合加盟店へ行って散髪する理由がない。
私は1,800円で洗髪、顔そりまですべてやってくれるお店に
月2回通っている。
寿司の価格。
ここも大手が個人店を駆逐している。
寿司と言えば高い食べ物の代表格だったが、今は手ごろな
価格でおいしい寿司を食べることができる。
こうみていくとビジネス、商売というものがいかに難しいかがわかる。
安泰という状況はない。