砧公園
朝から夏の陽光が容赦なく照り付け、外出する気を失くさせている。
ニュースでは熱中症への警戒を盛んに呼び掛けている。
子供の世界では夏休みである。
先日、ふとしたことから子供時代を思い出して気になっていることがある。
友達とよくやった「エンガチョ 切った」である。
外で遊んでいて、誰かが犬猫の糞を踏んだりすると、その瞬間から
彼(彼女)は汚(けが)らわしい存在になる。
まわりの誰かにタッチすると、彼(彼女)の穢れ(けがれ)は
消滅するので、追っかけまわしてタッチしようとするのだ。
一方、追いかけられてタッチされた者は新たな「エンガチョ」保持者となり
さらに別の者へタッチしようと動き回る。
めでたくタッチに成功して、別の者へ「エンガチョ」を移した瞬間に
「エンガチョ 切った」と宣言していたのだろうか。
そうではなかったのではないか、という疑問もある。
「エンガチョ 切った」は「エンガチョ」保持者から我が身を守る呪文であり
たとえ保持者がタッチしても、新たな保持者にはならない
という保証だったかもしれない・・・。
私が生まれ育った昭和三十年代、大田区道塚町(現 新蒲田)で
子供たちが日常的にやっていた遊びでのルールである。
Wikipedea によると、そのルーツは古く、かつ全国的のようである。
家内(札幌市出身)は知らないという。
読者の皆さんの出身地ではどうなのだろうか。
機会があればお聞かせ願いたい。