2014年7月5日土曜日

都議会のセクハラ野次事件に思う   2014.7.5





都議会のセクハラ野次事件は男性議員ひとりが
生贄(いけにえ)となって幕引きが図られた。
結果的に美人議員・塩村文夏氏が一躍有名になった一方で
多数派の自民党議員団が逃げ切った形だ。
このまま一件落着となってしまうのか、それとも
次なる新展開があるのかはわからない。
 
 
セクハラ野次が世界に冠たる大都市・東京の議会で
飛び交ったことは私にとって驚きである。
時代錯誤な良識のなさに唖然とした。
 
 
日本には昔はセクハラという概念自体が存在しないも同然だった。
ここ10年だろうか。
禁煙、セクハラ、パワハラに対する社会の意識は
格段と高まった。
 
 
以前にもこのサイトで書いたが、私は横浜勤務時代に
セクハラ防止の企業教育を受けた。
「究極のセクハラ防止は女性社員と口をきかないことだ」と
弁護士先生が真顔で発言していたことが強く印象に残る。
 
 
おそらく都議会ではそうした啓蒙教育が行われて
いないのだと思う。
常識教育はどこの世界でも必要である。
高度なスキルを要する仕事をマスターすることと
常識を備えることは並行して行われなければならない。
 
 
歩きタバコをしないという基本的マナーも、喫煙者が自ら悟って
やらなくなることは期待できない。
教育は本当に大切だ。
 
 
都議会のみならず政治家の世界でも常識教育を
行うべきである。
これだけの騒ぎになったのだから、きっと私が心配しなくとも
行われていくだろうと思う。