丸の内
三連休を前にした夜。
一週間の勤めを終え、自由な時間をたっぷり与えられた
小さな幸福(small hapiness)がうれしい。
幸福は小さいくらいがいい。
あまり大きすぎると有頂天になってバランスを壊しかねない。
新聞の短歌欄にも small hapiness を詠んだ歌があり
ほほえましく感じたばかり。
出典:朝日新聞 7月14日 朝刊 歌壇欄
しあわせは小さきがよし青梅のころころころんもひとつころん
(福島市 美原 凍子)
眠り足りて目覚め爽やかな朝を迎えた日。
誰かの役にたつことができた日。
仕事がはかどった日。
誰かの親切に触れた日。
新しく好きな音楽ができた日。
納得できる買い物ができた日。
お客様から「ありがとう」と言ってもらえた日。
小さい幸せに時々でも満たされれば、きっと我々の人生は
豊かなものになるだろう。
素晴らしい美術、音楽、文学に接して感受性を磨く。
心を開いて人と接する。
素直な心、とらわれない心でものごとをまっすぐに観る。
幸福は天から与えられるのではなく、我々の心のありかたにある。
昔から偉い人たちはそう説いてきた。