明日10月1日は中国の建国記念日・国慶節である。
1949年10月1日、毛沢東は天安門にて中華人民共和国の樹立を宣言した。
日本が敗退した後、蒋介石率いる国民党との内戦を制して
共産党独裁政権が誕生して65年。
20世紀こそ貧困国家であったが、鄧小平のリーダーシップで
経済自由化を進め、今世紀に入って目覚ましい躍進を続けているのは
ご存じのとおり。
最近では豊かな経済力をバックに、軍事力を年々強化し
近隣諸国の警戒を招いている。
香港で選挙制度民主化を求めた大規模デモが続いている。
私は明日、流血騒ぎが起きることを懸念している。
中国は民主化運動に対しては徹底的に弾圧する国だ。
天安門事件が証明している。
妥協せず力で封じるのが彼の国の定石である。
香港がイギリスから返還されて17年。
一国二制度で緩やかに中国へ取り込もうとしてきたが
今回のデモが分水嶺になるかもしれないと私は懸念しているのだ。
催涙弾などで排除をはかる軍隊・警察に対して、デモ側が一線を
越えた動きをすると危ない。