六本木交差点
今年を表わす漢字は「金」に決まった。
リオ・オリンピックで日本選手が金メダルをたくさん取ったこと、およびトランプ氏の金髪にちなんでいる。
本日のモー・サテで森田アナウンサー(テレ東)は「逆」を挙げていた。
Brexit、米国大統領選の結果を指してのことで、感覚的には私も森田氏に近い。
昨日のニュースに日本の未来を感じさせるネタが2つあった。
2つとは「レジロボ」と「プレミアム・フライデー」である。
「レジロボ」はレジの省人化をめざした試み。
ローソンとパナソニックが共同開発中だ。
買い物かごへ商品を入れてレジへ進み、かごを読み取りマシンにセットすると金額を表示する。
支払いが済むと、かごの底が開いてレジ袋に商品が入る仕組みだ。
月末の金曜日は午後3時で勤務を終えましょう、という運動が「プレミアム・フライデー」。
買物や旅行の促進、つまり消費拡大を狙っている。
経済産業省、経団連が企画した。
大手企業に実施を働きかけていくという。
第一回は来年2月24日の計画である。
「レジロボ」で改善したほうが良いと思った点が1つある。
商品をかごに入れる前に、かご横のバーコードリーダーでスキャンする手間があること。
商品をかごに入れるだけでレジで精算できないとイマイチだ。
「プレミアム・フライデー」は企業PRを兼ねて、新しモノ好き企業が賛同すると思う。
「レジロボ」に関しては、レジ打ち労働者の削減が見えるだけに複雑な気持ちだ。
自動化、省力化を推し進めると、人々の働き場がなくなっていく。
働く場所が奪われれば、そこで働く人々の幸福が失われていく。
ここはよく考えなくてはいけない。