2016年12月28日水曜日

SMAP  2016.12.28

夜空ノムコウ




SMAP は紅白歌合戦のオファーも断って、26日の「スマスマ」が見納めとなった。
どうせやめるなら紅白を最期に解散してほしかったが、香取君の冷えた心を解かすことはできなかったようだ。


ここ数日は、解散を悲しみ涙を流す女性ファンの姿がテレビに映ったりした。
明るく仲の良いグループという印象だったが、メンバー間の仲たがいという、とても人間臭い終わり方で幕を閉じた。


思えば、今年の年初に解散騒動が起こり多くの人を驚かせた。
前触れのない、降ってわいたようなニュースだったからだ。
ジャニーズ事務所でSMAP を担当していた飯島マネージャーがトップとぶつかり退社したことがきっかけと報道された。
事務所をやめて彼女のもとでグループを続けたい4人と、事務所に残る決断をしたキムタクの対立。
いやいや、結局元のさやに納まりますという不自然な記者会見もあった。


陰では多くの人がグループ存続のために努力しただろうと思う。
しかし、不自然な記者会見の後は彼らが以前のように活躍する姿をテレビで観ることはなかった。
一度こじれるとどこまでもうまくいかない人間関係トラブルの典型だった。


この先、5人が一緒にファンの前に姿を現すことはないだろう。
ファンにしてみたらとても残念なことだとは思う。
しかし、これが人の社会の現実なのだ。
私はSMAPの解散からそんなことを感じた。
マネージャーへの恩義を貫く香取君の姿勢にも、少なからず共感している。
結果は残念だったが間違ってはいない。