六本木ヒルズ
朝食を済ませ皿洗いをする。
毎朝のルーチンである。
コーヒーカップ、お皿、グラスほかを洗いながら、今朝は水道水の温度が低くなったことを実感した。
生活のなかで季節の移ろいを感じる瞬間である。
先日、注目した新聞記事から簡単にまとめてみる。
中国からの旅行者による爆買いバブルがはじけ、百貨店には再び逆風が吹いている。
総合スーパーも売上前年割れがトレンドの昨今である。
業績不振に陥った百貨店、スーパーがやることといえば店舗の閉鎖・リストラである。
そうした空き店舗にニトリが積極的に出店しているという。
私も先月、布団を買いにニトリへ出かけたが平日にもかかわらず多くの客が来店していた。
目的の商品が並ぶスペースは品揃えが豊富で、かつ商品の品質・価格とも満足できるものだった。
布団以外の商品もついでに見て廻ったが、「あ、これ買ってみたいな」と思わせるものがいくつも展示されていた。
買物って楽しいな、と感じた次第だ。
好調なニトリが百貨店・スーパーの売り場スペースを代替していくさまは業界の新陳代謝そのものである。
別の見方をすれば、専門業者の魅力が”総合”を凌駕しているということだ。
ニトリが好調なのは売れるように研究を重ねているからだ。
同じ家具屋でも”骨肉の争い”で話題になった大塚家具は調子が良くないと報道されている。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とは知将・野村克也氏の名言である。
商売は厳しい。