2017年1月11日水曜日

トランプ氏の記者会見  2017.1.11

神宮外苑




1が並ぶゾロ目の日である。
1月11日、2月22日、11月11日を迎えるといつも「縁起良し」と少し意識する。


今日はトランプ氏記者会見に注目している。
氏は次期大統領の当選を決めてから今まで、勝利宣言を除いて記者会見は行っていない。
その代わり、 twitter でのメッセージ発信で大きな影響力を発揮している。
中国しかり、GM・FORD・トヨタしかりである。


20日の就任式はセレモニーなので厳粛さが求められる。
氏の発言も脱線はせず、米国の理念を再確認し国民の融和・団結を訴えるスタイルになると思う。
新政権の目標ははっきりしていて、Make America Great Again だ。
このフレーズに沿ったスピーチが話されると思う。


今日の記者会見では就任式よりも現実的な政策が見えてくるはずだ。
減税とインフラ投資を軸に経済を浮揚させる。
製造業を米国に呼び戻し、失われた雇用を回復させる。
不法移民を国外退去させる。(移民排除ではなく不法移民の排除) 
などなど。


FORD、トヨタに向けられた twitter メッセージから明らかになったことがある。
製造を低賃金のカナダ、メキシコで行い、NAFTA(北米自由貿易協定)を利用して関税なしで米国へ輸入し販売する、というビジネスモデルを認めないということだ。
米国の雇用を失わせる企業行動が制限される。


自由貿易は原則論としては良いことだが、人々の雇用を奪う使われ方は困る。
このトランプ氏の考え方には理がある。
政治と経済の目的は人々を幸せにすることであり、経済合理性の追求ではない。