秩父宮ラグビー場
13日の金曜日である。
子どもの頃はこの日の存在を面白がっていた。
「縁起が悪いんだぜ」と言いながら、本当はそうは思ってなんかおらず、ただ話題として面白がっていたにすぎない。
還暦を越えた今でもこの日を迎えると、ちらっと「13日、金曜日か・・・」と意識する。
実際、日本人でこの日を真に嫌がる人はおそらく少ないと思う。
キリスト教圏ではどうなのだろうか。
トランプ次期大統領の記者会見での振る舞いが米国マスコミの格好のネタになっている。
多くは批判調である。
わが国でもTBSテレビ、テレビ朝日、朝日新聞はトランプ氏に批判的である。
何かの調査で国民のマスコミ報道に対する意識を調べたところ、大手マスコミ報道を信じる人は多いことがわかった。
報道自体を自らの意見としてそのまま採用する可能性は高いと想像できる。
つまり、「鵜呑み」である。
いかなる意見を持とうが民主主義社会だから自由だ。
民主主義社会は素晴らしい。
とはいうものの、可能な限り「鵜呑み」ではなく、ものごとのバックグラウンドを知ったうえで自らの意見を固めていきたいと思っている。
そのためには情報源を偏らさせず広く持つ必要がある。
トランプ次期大統領の記者会見に関して。
選挙戦で米国の大手マスメディアがクリントン氏寄りの報道に終始した背景を見逃すことはできない。
CNN しかり、New York Times しかり。
とくに CNN はケント・ギルバート氏が「CNNのCはクリントンのC」とまで揶揄するくらい偏っていた。
クリントン氏有利を報道し続けた挙句、予測をはずした。
報道する側の意識と選挙民の意識が隔絶していたことが明らかになってしまった。
トランプ氏にはそんな大手マスコミに対する嫌悪感がある。
マスコミ側も今度はトランプ氏のロシア関連疑惑を報道して、再び挑んでいる。
そんな権力闘争が背景にあることは押さえておく必要がある。