2023年3月26日日曜日

大相撲春場所   2023.3.26-②

Bing Wallpaperより





大相撲春場所は関脇・霧馬山の逆転優勝で終わった。(初優勝)
 


千秋楽結びの一番で負け、さらに優勝決定戦で敗れた大栄翔。
押し相撲と言うよりは突き相撲なのだが、土俵際での決定的な押し・突きがなく勢いで体重を預ける取り口の弱点が明白になった。
柔らかさ、うまさを兼ね備える霧馬山は大関・横綱への足掛かりとなる優勝を勝ち取った。


組んで相撲が取れるという点で先が楽しみなのは霧馬山、若元春(小結)の二人だ。
身体の大きさで琴ノ若(小結)も有力である。
つい最近まで大関を張っていて陥落した御嶽海、正代、髙安のカムバックは容易ではない。
戻れる脈があるのは髙安か。
あとの2人は厳しい。


横綱、大関不在の場所となったが、残る力士たちが場所を盛り上げてくれた。
充分に見ごたえを感じることができた。


下から新しい力士たちが台頭してきている。
ベテランの妙義龍、佐田の海、徳勝龍、千代の国あたりは引き際が迫っていて、今年中の引退の知らせを聞くかもしれないと思ったりする。


また、今場所は解説者・北の富士が不在だった。
高齢なだけに心配である。