Bing Wallpaper より
登録している人材派遣会社から、ケータイに電話があった。
普段かかってくることがない相手からの突然のコールに驚いた。
用件は仕事の紹介。
4月に行われる選挙での投票業務だ。(アルバイト)
コロナ前には何度か従事したことがある。
この仕事の従事者を募集するメールは数日前に受け取っていたが、その気がないので読んでいなかった。
派遣会社が従事経験者へ電話をしてくるということは、応募者が足りないからに違いない。
自治体から業務を請け負った以上、派遣会社は人員を集める責務がある。
以前は人気の高いアルバイトだった。
3年におよぶコロナ禍で登録者の応募が止まってしまったものと推測している。
派遣会社が困っているし、必要とされるなら久しぶりに手伝ってみようかと少しは考えた。
でも結局、応募するのはやめた。
この仕事によってもたらされる臨時収入と、この仕事で消耗する心身疲労を秤(はかり)にかけると、現在の私にはマイナスのほうが大きい。
コロナ禍の3年で積極性が萎縮したせいもある。
3年間で加齢老化が進んだ自覚もある。
くやしいが認めざるを得ない。