大晦日から元旦へ移りゆく時間。
一年が終り、新たな年を迎えることになる。
冷静に考えれば連続した時間だから、一日が終り
また新しい一日が始まるだけのことである。
しかし、そう言ってしまっては身も蓋(ふた)もない。
昔の人は賢かった。
連続した時間として扱わず、いったん締めて年末とし
新たな一年が始まるのだ、と決めたのである。
この賢い決めごとのおかげで我々は過ぎてゆく一年を
静かに内省する時間を持つことができる。
新たな年の目標を立てたりもする。
本当に素晴らしい知恵である。
私にとってこの一年はプラスもありマイナスもあった。
差し引きするとマイナスのほうが上回ったかなと思う。
プラスについては感謝し、マイナスは天が自分に何かを教えて
くれようとしていると考えている。
人生は今この時だけではない。
マイナスもこれから生きていくうえでプラスに転じる可能性を
信じたい。
「夕映え」読者の皆さんへ
いつも愛読して頂きありがとうございます。
書きながら頭の整理を行い、考えがまとまっていくプロセスは
私にとって大変貴重な時間です。
コメントに投稿してくださる人、メールを送ってくださる人、静かに
お読みくださる人・・・
スタイルはそれぞれですが、皆さんがアクセスして下さることが
作者として大きな喜びとなっています。
これからもご指導ご鞭撻をお願いするものであります。
来たる新年が皆さんにとって、良き年でありますように。
2008.12.31 Y.K