2013年3月7日木曜日

老化と向き合う  2013.3.7

今日の空(銀座)  by GR DIGITAL Ⅲ
 
 
 
暖かい一日になった。
午後の外出にはコートが不要だった。
そろそろオーバーコートから春コートへ衣替えの時期だ。
 
 
 
私は1955年生まれだが、私と同世代の読者は等しく「老化」と
戦っているはずだ。
 
私の場合は40代後半から、まず歯が悪くなった。
歯周病である。
予防診断をきちんと受けていれば結果は違っただろう。
多くの貴重な歯を失ってしまった。
 
眼も衰えた。
老眼である。
新聞、雑誌、本を読むことが億劫になった。
寂しいことである。
 
そして最後は頭髪である。
徐々に進行していたが数年前に加速した。
それこそ風呂からあがるたびに薄くなっていく実感があった。
頭皮が見えてきたときにはわが目を疑いたくなった。
 
昨年の正月に坊主狩りにしたことで、私のなかで
ふっきれるものがあった。
思い切って見せてしまうことで、臆する気持が消えた。
 
 
老化は誰にもやってくる。
老化を受け入れることで老人性鬱(うつ)を避けることができる。
受け入れることができないと危ない。
辛い現実に対して、自分をごまかさず向き合うことが大切。
そう確信している。