予定通り昨日給与が支給され、休日を迎えた。
いつも通り。
これを安定と呼ぶ。
タイで政変が起きた。
軍が全権を掌握するクーデターだ。
平和な日本ではイメージしづらいことである。
ここ半年くらいか、タイでは政権派と反政権派が座り込みデモを続けてきた。
テレビ放映で赤いTシャツ(政権派)、黄色Tシャツ(反政権派)の
群衆がワーワーやっているのを目にしたことがあるだろう。
軍が仲介して話し合いが持たれたと思ったら、軍は仲介不能と判断して
クーデターを宣言。
いったいあの国は誰が支配しているのだろうか。
国民生活はいつもとあまり変わらないようだ。
夜間外出禁止令は発令されているが。
バンコクで何かの商談会も平常通り開かれている。
政治がもめてくると軍が登場して落ち着かせるシステムが
タイにはあるようだ。
国王が出てきて一件落着、というシーンも過去にあったような。
同じ民主主義陣営ではあっても統治システムは我が国とはずいぶん違う。
CHINA plus 1 の筆頭格がタイである。
中国に過度に依存するとリスクが高いから、工場を分散させようと
する動きが CHINA plus 1。
多くの日本企業がタイに生産拠点を置いている。
尖閣問題後、その動きは加速した。
洪水もあったし、さらに政治が不安定ではその期待に背く。
CHINA plus Thailand plus another も日本企業は検討するだろう。
安心して経済活動できる環境を求めて日本企業はさまよう。