2014年5月3日土曜日

事故から学ぶ    2014.5.3






爽やかに晴れた空と陽光に輝く木々の葉が美しい。
こんな朝なら春も捨てたものではないと思える。
これ以上に爽やかであろう 6月の北海道に想いをはせる。



四日間の休日初日の朝だから、なおさら心が軽いのがわかる。
休みはありがたい。
わずらわしい歯医者通いも昨晩済ませた。
今日から四日間は私の時間だ。



韓国での大型フェリー沈没事故はあまりにも悲惨だ。
生存者捜索は継続中だが時間がたちすぎている。
修学旅行生をはじめとする乗客が直面した恐怖、絶望を
考えると胸が詰まる。
不幸にも命を落とした方々の冥福を祈るとともに、再発防止を
未来へ託してもらいたい。



わが国でも数年前、JR福知山線で悲惨な事故を経験した。
かつて私が仕事の場所としていた尼崎で起きた事故だけに
その惨状には戦慄した。



人は誰でもミスをおかす。
しかし、多くの人命を奪うような大きなミスは”過去の誤った実績”
つまりルールを無視しても問題が起きなかったという”実績”
積み重ねで、ルールがルールでなくなることに要因が求められよう。



事故の直後は恐ろしい記憶が鮮明なだけに、基本ルール徹底に立ち返る。
記憶が時間の経過とともに薄れて、忘れ去られていく。
事故を知らない若い人へ記憶の伝承はなされない。
同時に”誤った実績”が積みあがっていく。
そして、再び事故は起きる。



人類共通の財産として、事故の学習がとても大切に思える。