2015年11月6日金曜日

郵政三兄弟    2015.11.6






4日の郵政株上場で株式市場が活気づいている。



とくに、かんぽ生命は売り出し価格 2,200円に対し、昨日の終値が3,890円とバブルの気配を呈した。
100株単位あたり16万9千円の含み益になる。
1000株持っている人はたくさんいないだろうが、小型車が
買えてしまう。



日本人の貯蓄総額は1,600兆円で、歴史的な低金利にもかかわらず金融機関に塩漬けにされている。
このお金の一部でも消費にまわれば景気は回復するのに、と
言われてきた。
郵政株上場を機会に、預金のごく一部は投資市場に流れた。
まだ金額は小さいが、この変化は国民経済的には大きい。



購入者分析では主婦層を中心に、初めて株を買った人も少なくないとのこと。
証券会社は郵政株でおいしい体験をした初心者が、他の銘柄
にも触手を伸ばすことを期待している。
他の株も上がり、株式市場全体が底上げされるかもしれない。
東証平均株価2万円超えも近いうちにあるかもしれない。



NTT株を思い出す。
318万円(1株)をピークに、その後は売り出し価格を大きく下回るところまで落ちて、今日に至っている。
かんぽ生命の先行きがどうなるのか、私は興味を持っている。



まもなく今日の市場がオープンする。
郵政三兄弟の株価がどうなるか。
かんぽ生命は株数が希少だから、まだまだ上がると見ている。