2017年2月2日木曜日

移民・難民入国禁止(大統領令)について  2017.2.2

生田緑地のカフェ





今日は全国的に風が強く、肌寒さを感じる一日になる。
首都圏の降水確率は夜まで 0% だ。
雨降りの心配はまったく必要がない。 



トランプ大統領が移民・難民の入国を制限する大統領令を出した。
報道では米国内だけでなくあちらこちらの国で、これに反対するデモが行われていることを報じている。
デモの様子が映像として流され続けると、世界中が反対一色なのかと思ってしまうが、ここは多面的に見ておく必要がある。


この大統領令が出された背景は近年、欧州で多発したテロにある。
一昨年11月、パリのコンサートホールがライフルを持ったテロリストに襲撃され、罪のない120人以上の人が亡くなった。
昨年は観光地でトラックの暴走による殺人もあった。
日本人のジャーナリスト、カメラマンもイスラム・ステートによって数人が惨殺されている。


わが家は朝日新聞を購読している。
偏りがはなはだしいのでやめてもいいと思っているが、左寄りの論調を知ることも大事だろうと思い継続購読している。
今朝の天声人語では、リベラルを標榜する同社らしく実に無邪気に大統領令を批判している。
私には、このコラムの筆者がここ数年のテロ犯罪を忘れたかのように感じられる。
朝日新聞など日本の大手メディアが大統領令を批判することは安易だし、無責任である。
無責任という意味は、仮に米国で再び悲惨なテロが起きても「いかなる理由であってもテロは容認できない」と発信するだけにきまっているからだ。


やりすぎの面を徐々に是正しながら運用を工夫していけばよい。
この措置がテロ防止に効果がないのであれば撤回すればよい。
まずは公約通り実行したトランプ大統領と、彼を支持した米国民を見守ることが大事だと私は考えている。
きれいなヒューマニズムを振りかざすよりも、悪人から国民を守る選択をしたことを尊重すべきだ。