池袋
一昨日(2月24日)はわが国初の「プレミアムフライデー」。
経済産業省の音頭による国民運動である。
安倍総理もどこかの神社で座禅を組んだことが報道された。
少し長めの「2.5日旅」、夕方からゆっくり「アーリーディナー」、平日昼間の「午後ブラショッピング」、友達みんなでゆっくり「夕飲み」、平日昼間にゆっくり「アフタヌーン街歩き」、昼からたっぷり娯楽施設で「アフター3エンタメ」、家族そろって料理を作り「午後パー(ティ)」、会社をみんなで「早あがり」、が提案されている。
目下のところ、この運動に賛同した企業数は3,930社である。※ロゴマーク申請企業数
役所の音頭による国民運動といえば「クールビズ」が頭に浮かぶ。
あれは忘れもしない2005年夏。
ある大学で商談コンペがあり、やっとのことで提案説明を終えたあとのことだった。
上長から電話があり、「明日からクールビズを実施する。ネクタイは外して出社するように」と言われたのだ。
政府主導のこの運動のことは知っていたが、営業部門とは無縁のものと思っていた。
世の中変わった、と思い知らされた瞬間だった。
今回のプレミアムフライデーは、かつて盛んに言われた「時短」が源流である。
・1992年 「労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法」(時短促進法)
・1994年 労働基準法改正・・・法定労働時間が原則週40時間に短縮
「働き過ぎ」、「ワーク・ライフ・バランス」というキーワードが語られるなかで、その対策手段としてプレミアムフライデーは生まれた。
今はまだ、3時退社を実施できる企業は儲かっている豊かな企業だけであろう。
総論賛成、各論さまざまなこの国民運動の行方を見守ろうと思う。