2017年5月1日月曜日

話し方はきわめて重要である  2017.5.1

生田緑地(川崎市多摩区)




首都圏は朝から晴れている。
しかし、大気が不安定で午後から落雷、にわか雨、強風に注意との予報が出ている。
私も夕方から外出するが、折りたたみ傘を携帯しようと思う。


さて、話し方について。

大勢の人に話を聞いてもらう場合、話し方はとても重要だ。
頭に浮かぶまま、ぶっつけ本番で話しても効果は望み薄だ。
言葉だけが宙を舞うが、こちらの頭にぜんぜん入ってこない話し手も多い。
なぜ、そう思うか。
「虎ノ門ニュース」で毎日、異なる話し手を見てつくづくそう思わされているからである。


当然ながら、話すに足るネタがあることが第一条件である。
有益な情報をたくさん持っていても、その話し方で効果は天と地ほど違ってくる。
構成、声の大きさや抑揚、話すスピードには充分な検討を行うべきである。


「虎ノ門ニュース」で私が最も残念に思うのが上念司氏である。
素晴らしい情報と意見はお持ちである。
いかんせん話すスピードが速すぎるし、次から次へと休みなく話し続けるので、聴き手としては聴き疲れするのだ。
最近はストレスがたまるので、氏の出演日はパスするようになった。


少しテンポを落とし、ときどき休みを入れてもらえればこちらの頭にすっと入ってくるだろうに。惜しい。
番組ではMCから「マシンガントーク」と紹介され、本人もそれが持ち味と勘違いしているのではないか。
氏の持ち味は他の人にはない優れた卓見にあるのだ。
ぺらぺら、べらべらに期待しているのではない。


トランプ大統領の誕生を言い当てた2人の日本人のひとり、藤井厳喜氏も4月28日のトークはひどかった。
話したいことが山ほどあったのだろう。
得意げに早口で次々に話すのだが、聞き手のペースを配慮できていない。
とにかく頭にあることを吐き出したい、という気持ちがありありだった。


他人のふり見てわが身を直せ。
私こそ気を付けようと心に決めている。