GINZA SIX
連休真っ只中である。
昨日は東京方面へ向かうクルマで、高速道が大渋滞をなしているとの報道があった。
東名、関越とも40km超というからすさまじい。
多くの人が同じ日に休むから仕方がない。
子どもに楽しい思い出を作らせてあげたいという親心は、多少の渋滞くらい我慢させる力があるのだ。
私は連休の渋滞情報を聞くと、かつての民主党政権時代を思い出す。
この政権は中間層の期待を集めて華々しく誕生した。
前原氏による八ッ場ダム建設中止決定、枝野・蓮舫氏による事業仕分けまでは順調に滑り出したかに見えた。
政権がズタボロになって崩壊した原因は、私の見たところ3つだった。
まず、鳩山氏が沖縄米軍基地移転問題で約束を反故にしたこと。
次に、事業仕分けで剰余予算を作ると意気込んだが、国家予算の組み替えは結局できなかったこと。
そして、お家芸ともいうべき内紛。
小沢氏が離党し分裂して一巻の終わりとなった。
私がこの政権で評価できる政策がひとつだけあった。
国民の休みを地域によって分散化させ、観光地・行楽地でゆったり遊べるようにするというアイデアだ。
いかなる事情によるものかは忘れたが、残念ながら陽の目を見ることはなかった。
連休の道路・観光施設への集中が解消するので、ぜひとも実現してほしかった。