2020年4月12日日曜日

social distance     2020.4.12

生田緑地内の坂道(川崎市多摩区)   撮影:4月10日




昨日、さまざまな情報に接してみて考え方を変えた。
新型コロナウィルス感染拡大が「収束するまで待つ」のではなく、「今できることは何かを考える」。


首都圏、大阪、兵庫、福岡で接触機会8割減の取り組みは始まったばかり。
愛知、京都も追随した。
地方の人口100万超都市(政令指定都市)でも遠からず始まるだろう。
経済活動の犠牲を払いながら、感染拡大阻止を最優先した。
ただし、感染拡大に歯止めがかかるかどうかはまったく予断を許さない。


仮に感染拡大が下火になったとして、私たちがすぐに元の生活に戻ることができるかといえば、きっとそれも違う。
東京オリンピックも来年開催できる保証は、現時点ではまだない。
友人と飲食・歓談したり、スタジアムでスポーツ観戦したり、合唱活動を楽しむ、といった元の生活ができるのはしばらく先のことだろう。
安心してできるようになるのはいつか?
ワクチンが開発され、広く普及した時である。
つまり、まだ時間がかかる。


明るい話もある。
今朝の新聞記事に光明を見た思いだ。
米国がトランプ大統領肝入りで、ウィルス抗体検査を開始する準備に入ったという。
抗体を確認できた人から social distance(人と距離を置いたり、接触を避けるための対策)を緩和させる。
そんな人を増やして社会・経済活動を元に戻していくプランだ。


知らないうちに感染して無症状や軽症だった人は、体内に抗体ができる。
その人たちは誰なのかを抗体検査で見極めるのだ。
具体的な進捗があることを大いに期待している。