2020年7月1日水曜日

遺憾の意    2020.7.1



秩父(2018年7月)




旅に出たくてしかたがない。
先日売り出した箱根の観光割引券は、発売後わずか2分で売り切れたそうだ。
皆、きっと旅に飢えている。


さて、可哀想なのは香港。
香港国家安全維持法が施行されてしまった。
23年前に中国へ返還された時から、今日の運命は決まっていたようなもの。
中国共産党が独裁支配する限り、あの国での自由は望めない。


昨年、香港では民主化運動が盛んだった。
夥(おびただ)しい数の、マスクで顔を隠した民衆がデモ行進する様子をテレビ報道でたびたび目にした。
自由な暮らしを望むのはどこの国民も一緒だ。
息の詰まるような監視社会で生きなければならない人たちがいて、私たちは何も手助けができない現実がある。


日本政府は香港国家安全維持法の施行にたいして、「遺憾」の意を表した。
何、それ?
遺憾の意を表するだけでは香港の現実は何も変わらない。
当然、政府だってわかっている。
歯がゆい気持ちだけが残る。