生田緑地の巨木 6月12日
このニュースを耳にした人は多いだろう。
4月、十日町市にある「越後妻有里山現代美術館 MonET」を修学旅行で訪れた新潟
市内の中学生が、2つの展示作品を壊し、このうち1つは修復できない状態となった。
いずれも現代アートの祭典「大地の芸術祭」の参加作品で、十日町市は作品を作り直し
たり修復したりする費用などの支払いを新潟市に求める方針。
また、美術館は警察に被害届を出している。
中学生はおそらく意思を持って破壊したのだと推測できる。
子供とはいえ、幼児ではないのだからその行為は許されるものではない。
しかし今回の場合、制作者・クワクボリョウタ氏が発した寛大な
コメントに全員が救われた。
「誰でも若いうちはちょっとした失敗をするもの」
「結果だけ見れば一線を越えていたかもしれません」
「誰かに怪我(けが)を負わせたわけではありません」
「作品を修復する気力も体力もあります」
「それよりも重要なのは、生徒たちが内なる不満や怒りや欲望を
さまざまな違った形で表現できるように支えることです」
遠くない将来、道徳の教材になるだろう。
クワクボリョウタ氏 ← クリック には今後も大いに活躍して
頂きたいと願うものである。