2016年4月5日火曜日

ベトナムの干ばつで思う 2016.4.5

国立競技場跡地(3月)





桜の木の下では枝から散った花びらが数多く見られるようになった。
満開を過ぎたあとは、花を落とし新緑が茂る季節へと向かう。
太古から連綿と続く自然の営みであり、そのこと自体が素晴らしい。



この自然現象は毎年きちんと繰り返されて当然と思っているが、そうでもない事態が地球上では起きている。
ベトナムのメコン川流域で水田の干ばつが発生している、という小さな新聞記事が朝刊に掲載された。(朝日)
「こんなことは初めてだ」と農夫が語っている。



従来はこうした情報を気にかけることはなかったが、最近は非常に気にかかる。
円高だ、株安だ、と足元の経済で騒ぐことを否定はしないが、食料、水の安定確保が侵されることに較べたら優先順位は低い。



人類にとって最も重要なのは衣食住。
そのためには平和でなければならないし、より豊かに生活するために産業を起こし経済を発展させる必要性がある。
気候変動で食料に不足をきたすことが、人類にとっては最も危機である。
であればこそ、環境破壊による気候変動への対策をもっと優先しなければならない。



問題を解決するためにはお金が必要だ。
炭素税、環境税という概念にもっと着目しなければならないと思う。
私はこのことに関して、もう少し情報を集めなければならないと感じている。