六本木
雨がしとしと降っている。
雨音を聴いていると心が落ち着くというのは本当だった。
不快な音ではなく、かなり心地よい。
Apple が13年ぶりの減収減益を発表した。
どこまでも成長し続ける企業はありえない。
減収減益といっても巨額の売上と利益を出していることに変わりはなく、赤字になったわけではない。
1年前と比較して減ったというだけの話。
減収減益が何期も続けば問題だが、今のところは天井を打ったに過ぎない。
Apple の好業績は iPhone がもたらしたものである。
稀代のヒット商品となったが、ひととおり行き渡れば伸びは止まる。
Apple Watch も大きなヒットにはならなかった。
ぜひとも買いたいと多くの人に思わせる商品ではなかった。
この先、Apple が新たな商品で再び大きな成長を勝ち得るかといえば可能性はかなり小さいだろう。
iPhone を少しづついじって、既存客の買替をひたすら促す期間が続くのではないだろうか。
長期停滞の始まりである。
いっぽう Facebook は大幅な増収増益を記録した。
広告収入ががつんと伸びた。
こちらはまだ伸びしろがあるかもしれない。
なにしろ50%近い増収なのだから。
日本では若者が Facebook から別のアプリへ移っているそうだ。
中高年ユーザーが多くなったのがその要因だという。
オヤジ、おばさんたちとは住む世界を変えたいということか。