2017年6月9日金曜日

産業としての音楽  2017.6.9

自由が丘駅前



梅雨入りした関東だが、雨が連日降り続くというようなところまではいっていない。
晴れ間が少なくなったかな、という程度だ。


6月中旬、下旬にまとまった雨が降ればあらゆることがうまくいく。
あらゆることとはイネの育ち、水源の貯水量、人びとの消費活動などを意味する。
冬は冬らしく、夏は夏らしく、梅雨は梅雨らしくあることが経済が順調に動くための条件なのである。
そうあることを見込んで数か月前から仕込んでいるからである。


今朝は音楽産業について書く。

音楽が産業として成り立つようになったのは戦後である。
はじめはレコード、後にCDが流通し、音楽の作者や奏者には当たれば莫大な富が入るようになった。
エルビス・プレスリー、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、マイケル・ジャクソンを筆頭とする音楽長者は、生まれた時代に恵まれたと言ってよい。


昨今はCD販売からストリーム配信全盛の時代に変化した。
作者や奏者は前のようには潤わなくなった。
Apple Music などでユーザーが音楽を聴くと、かつての印税の1/100程度のお金しか作者に還元されなくなった。
ユーザーにとっては朗報だが、作者には気の毒な時代だ。
音楽に対するインセンティブが薄れ、良い楽曲が生まれにくくなるかもしれない。
そうなれば結局、ユーザーにもマイナスである。


ちなみに歴代のアーチスト別CD売上ランキングは以下の通りである。
(RIAA:アメリカレコード協会調べ)
私にとっては ABBA がここまで売れていたことを知り、驚きであった。

1.The Beatles (約16億枚)

2.Elvis Presley (約16億枚)

3.Michael Jackson (約7億3000万枚)

4.ABBA (約5億枚)

5.Queen (約4億5000万枚)

6.Madonna (約4億枚)

7.Led Zeppelin (約3億枚)

8.Julio Iglesias (約3億枚)

9.The Rollong Stones (約2億枚)

10.Cliff Richard (約2億枚)