2017年6月23日金曜日

Brexit から1年  2017.6.23

表参道ヒルズ



沖縄ではすでに梅雨が明けている。
毎年、沖縄の梅雨明け宣言を聞くたびにいつも「沖縄は早い」と思う。
首都圏は20日から1ヶ月くらい後になる。
今年の梅雨も降雨量が少なく推移している。
このまま続けばまたぞろ、ダム貯水池の枯渇が報道されることになるだろう。


1年前の今日、6月23日は英国の国民投票で Brexit が決まった日だ。
あの日、都内の銀行店舗に用事があり、国民投票の結果を気にしながら出掛けた。
銀行に到着すると同時に、そこのテレビ画面で Brexit を知り驚いたことを思い出す。
これから先もこの日を迎えるたびに、このことを思い出すことだろう。


英国ではその後、キャメロン氏が退任してメイ氏が首相に就任。
就任直後はオシャレな靴を毎日換えることが話題になった。
国民投票が僅差だったので国内はまだ動揺していたが、メイ氏は「Brexit は Brexit だ」と宣言した。
これは名言だったと思う。
EU離脱に向かって不退転の決意を述べたのだ。
国民投票での決定を粛々と実行することを高らかに宣言したことで、国民も気持ちを Brexit に切り替えたのではないだろうか。


1年たって、EUとの離脱交渉が始まった。
現地の日本企業も大和証券のようにオフィスをドイツに移す企業が出てきた。
ロンドンに残っていたら、2019年以降はEU単一市場と関税なしで取引することができないからだ。
これから本当の Brexit が始まる。
英国の新しい歴史が造られていく。
この道は英国民にとって幸せな道なのか、そうではないのか。
数年後には答えが出ているはずだ。