渋谷駅周辺
昨日の首都圏は午後から台風並みの低気圧に襲われた。
私は風雨が強くなり始めた頃、定期点検のためクルマを販売店まで持ち込んだ。
販売店へ行くまでの道には、街路樹から吹き飛んだ大きな葉っぱがあちらこちらに落ちていた。
風がいかに強かったかを物語る。
風雨のなか、若いビジネスマンとレディが傘を斜めにさしながら目的地へ向かう姿を見て気の毒に感じた。
着くまでにびしょびしょになったであろう。
さて、amazon について。
amazon は先進国の小売の姿を変えた。
まず書籍の販売で大躍進の基を築き、さまざまな商品を扱って今日の隆盛へ導いた。
日本で本屋さんが減っているのは、スマホの影響(書籍離れ)と amazon のせいである。
最近では、あまりの物流量の多さにヤマト運輸のサービス内容まで変えてしまった。
その amazon が米国の高級生鮮食品スーパー Whole Foods を買収することが決まった。
買収額1兆5千億円は米国小売業界の買収のなかで史上最高額だという。
とうとう生鮮食品にまで触手を伸ばしたのである。
このニュースにより、ウォルマートなど既存の小売業界株が売り込まれる現象すら起きている。
先は暗いという訳である。
さらに、さらに、アパレルまで取り込もうとしている。
客がスマホから試着したい商品を選ぶ → 自宅へ届ける → 客は気に入った商品だけ購入し、その他は無料で返品する というオペレーションだ。
なるべく客が買ってくれるよう、届けた商品は表示価格から20%引きで売るという。
商売が上手だな、と感心するばかりだ。
amazon はインターネットの普及に適応して、もっとも成功した企業だろう。
ヤマト運輸が仕事を断るなか、都内では小さい運送会社を amazon が組織化しているという報道があった。
大躍進はまだまだ止まりそうにない。